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| 今年(2008年)の夏は、各地で局地的な大雨に見舞われました。温暖化のせいか、あるいは都市化のせいか、理由は定かではありませんが、どしゃぶりの日に安物のビニール傘を差すのはちょっと不安なもの。ましてや強風の日となると、傘が「おちょこ」になることも・・・。何本もの傘を無駄にしないために、ここぞの1本を持っておくことをおすすめします。 |
ところが、2006年10月26日、これまでの傘の概念を揺るがす傘が誕生します。それが紹介する“SENZ(センズ)”。オランダのデルフト大学に通う、3人の学生が空気力学に基づいて開発した傘は、初回生産分の1万本がわずか9日で完売。日本でも2008年5月に上陸するやいやな、テレビや雑誌で話題となりました。 ここまで注目を浴びた理由は、その特異なフォルムもさることながら、風への強さにあります。長傘なら風速27.8m(毎秒)の強風まで受け流すことができます(風洞実験での数値/メーカー調べ)。ちなみに、低気圧の中心付近の最大風速が17.2m(毎秒)を超えると、日本では台風と呼んでいるので、その数字のすごさがおわかりいただけるはずです。 |
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どうして、これほどの強風に立ち向かえるのか。SENZの輸入元である、マークス・インターナショナルの原島崇さんにお聞きしました。 「SENZ Umbrellaは独特の形状により、風が吹いたときはその風に向かって自然と前傾姿勢を取るように動き、ベストなポジションを取ろうとします。素材の一部に柔軟性の高いグラスファイバーを使用しており、それがしなることによって、風を自然に受け流してくれるのです。」 従来の傘は前方から風にあおられると、後ろへ引っ張られて、それを押しとどめようとすると、「おちょこ」になって壊れるパターンが大半でした。しかし、SENZの傘は、強風が吹くと、傘が前傾して、引っ張られるのを防ぎます。さらに、風が吹いてくる方向に正面を保とうという自然の力が働きます。柔よく剛を制す・・・風に逆らうのではなく、風を後ろへと受け流すので、台風並みの風でも対抗できるのです。「傘の前方の生地は短く、後ろにいくほど長くなる」という左右非対称のデザインは、空気力学と度重なる風洞実験の賜物なのでした。 |
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| 傘骨の一部にグラスファイバーを用いることで、しなやかさと強度アップを図った。 | 長傘は黒の1色のみ。背中が濡れにくい形状なので、通勤用としても最適だ。 |
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| 長傘を閉じた状態。傘地を束ねるためのテープが2ヶ所に 備わっている。 |
グリップを手前に引きながら傘を開き、閉じるときは写真にある丸いボタンを押す。 |
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SENZには長傘と折り畳み傘の2タイプがあります。オランダでの風洞実験では、長傘で毎秒27.8m、折り畳み傘で毎秒16.7mの風力でも破損がありませんでした。(一方向からの風での実験)とはいえ、樹木全体が揺れるくらいの強風が、風速13m以上なので、折り畳みでも十分な性能があるといえます。 長傘、折り畳み傘とも安全面の細かい配慮がなされています。突発的な風にあおられても周囲に危害を加えないように、長傘、折り畳み傘とも石突(傘の頭頂部)や露先(傘の周囲の先端部)が樹脂のガードで覆われています。「前短後長」の傘の形は、前方の視界を妨げず、背中が雨で濡れにくいという利点もあります。 サイズと重さは、長傘が89×93cm、重さ435g。折り畳み傘が85×92cm、重さ260g。アルミとグラスファイバーを用いることで、通常の傘よりも軽く仕上がっています。 ちなみに、SENZのキャッチコピーは、“Enjoy the Weather!”。億劫になりがちな雨の日の外出も、この傘と一緒なら積極的になれそうです。 |
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| 長傘、折り畳み傘とも露先は、安全対策のために樹脂ガードが付いている。 | 折り畳み傘のみ、シルバー色がある。折り畳み傘は、長傘より幅が4cm短い。前後の長さはほぼ同じ。 |
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| 傘骨やシャフトには、アルミを多用して、耐久性と軽量化を実現した。 | 左右非対称の形状のため、傘地を畳むには多少のコツがいるがすぐに慣れる。 |
| ※SENZの性能がひと目でわかる動画も公開中!画面下の矢印をクリックしてご覧ください。 |